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SHELTER【気象系BL小説】

第8章 ユメノドリーム


「何が食べたい?ニノ」
「なんでも…」
「わかった!待ってろよ」

智はニノに軽くキスすると、部屋を出ていった。

「じゃあ、俺、風呂の準備するよ」
「ああ、お願いできる?」
「みんなで入ろうぜ…」

潤がベッドによってきて、ニノの頭を撫でた。
徐ろにキスすると、にやっと笑って部屋を出ていった。

「なんか、お前たち仲良くなったのな」

翔が少しブスッとしている。
拗ねてるみたい。

「なに、ヤキモチ妬いてるの?翔」
「えっ…違うけど…」
「ふふ…」
「あっ…ほら、雅紀が余計な事言うから、ニノに笑われただろ!」
「翔、かわいいね…」

微笑むニノの顔を見ていた翔の表情が変わった。

「雅紀…」

翔は気づいたようだった。

「うん…ニノ、翔に話しできる?できないなら俺が代わりに…」
「大丈夫…僕が話すよ…」

ニノはベッドから身体を起こして、翔の顔をまっすぐ見た。
そして、話し始めた。

「翔…僕、ひとつになったんだ…」

翔はじっとニノの話に耳を傾けていた。
途中、おばけの辺りで交代して俺が喋った。
ニノはベッドに身を横たえて、じっと俺と翔を見つめていた。

「…そうか…」

翔は暫く驚いて言葉を発することができないようだった。

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