• テキストサイズ

SHELTER【気象系BL小説】

第8章 ユメノドリーム


いつも狩りの間は、重苦しい空気の中過ごす。
だけど今は…ふんわり温かい。

俺達は束の間の休息の様に、この時間を楽しんでる。

ニノ…おまえのお陰だよ…

「ねえ、提案なんだけどさ…」
「ん?」
「狩りの連中に一泡吹かせてやろうよ」
「ええっ…どうやって?」

智が身を乗り出してきた。

「危害を加えたら後々どうなるかわからないから…なんか、いたずらしてやんない?」
「ちょ、そんな危ないこと…」
「だから危なくない範囲でね…二度とここに踏み込もうと思わないようななにか、できないかな…」
「雅紀、おまえ…」

潤がニノを抱えたまま呆れた顔をした。

「俺達も、なんかしなきゃ…大人なんだから」

ぶふぉっとまたニノが吹き出した。

それから、何ができるか4人で話し合った。
B地区の人たちで力を合わせたら、なにかできないか…

「おばけは?」

智の言った一言で、俺達は俄然乗り気になった。

「いいねえ…心理的に脅すってわけだ」

潤が悪い顔をして笑った。

「おばけが出るって噂になれば、お化け屋敷好きな人以外は来なくなるんじゃない?」
「ふふ…じゃあよっぽどこわいおばけ用意しないとね?」

/ 483ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp