第7章 Fuse
びくんびくん身体が震えた。
とてつもない快感が身体を走っていった。
こんなの初めてだった。
止まらない…
「…雅紀っ…ごめん…」
「なんで謝るの…」
「手、汚した…」
「いいんだよ…嬉しいよ?気持ちよくなってくれて…」
「雅紀…」
そっと雅紀は俺に覆いかぶさってきて、額にキスしてくれた。
「いっぱい気持ちよくなろうな?」
「うん…」
「泣くなよ…もう…」
目尻から溢れる涙を、雅紀は吸い取ってくれた。
そのまま顔中キスしてくれた。
とっても気持ちよくて、俺は目を閉じた。
でも突然、衝撃がきた。
「ひゃあっ…」
「ごめん、ちょっと我慢してね…?」
そこに…
俺の出したものでぬるぬるになった雅紀の指が触れた。
ゆっくりと周りをなぞるように撫でると、指が少しだけ押し込まれた。
「んっ…ぁ…」
「痛い…?大丈夫…?」
「うん…平気…」
ヘンな…声、でちゃう…恥ずかしい…
ぎゅっと声が出ないように、手の甲を唇に押し当てた。
でもその手をすぐに雅紀の手がどけていった。
「声…聞きたい…」
「う…ぁ…やぁ…だ…もお…」
「かわいい…カズ…」
「かずなり…」
「え?」
「俺の名前…和也…」