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黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの

第13章 火傷



桃「どこでご飯食べよっか」
黒「近くにご飯食べるところあまりないですよね」
黄「とりあえずここにいても仕方ないし移動するっスか?」

黄瀬の一声でそれもそうだなとバスに乗り込み移動する。

「あっ!」
赤「どうかした?」
「大したことじゃないんだけど、福引券の期限今日までだったなって…」
赤「スーパーの前でやっているやつの事か」
「うん、せっかく回せるまでためたのになぁ」
黄「ならそこに行くっスか?」
「いいよ、どうせ一回分しか回せないし」

口ではそう言っているが、どこか残念そうだ。
私も回したいって一生懸命集めていたからな。

黒「夕ご飯を食べるにはまだ早いですし、行ってもいいんじゃないですか?
スーパーの前でやっているのなら紫原くんのお菓子も買えますし。」
紫「お菓子が買えるなら別にいいよ~」

「…ほ、ほんと?実は回すの楽しみにしてたの!」

さっきまで落ち込んでいた顔が笑顔になる。
そんなにやりたかったのか。

オレ達はバスを降りスーパーへ向かうことにした。

赤「そんなに熱望するほど欲しい物があったのかい?」
「うん!3等賞に白いイチゴがあったの!」
赤「それくらいいつでも最高級品を取り寄せて…」
「だぁめ!それじゃ征十郎に迷惑かけちゃうでしょ?」

絢の頼みならどんなことだって迷惑ではないけどね。
オレの家柄や資産目当てじゃなく、オレ自身を見てくれる絢の気持ちは素直に嬉しい。




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