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黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの

第11章 12月のプレゼント



赤司side

「赤司くんは座ってて!今日は私一人でご飯作るから!」
赤「ああ…でも、なにか手伝ってほしかったら…」
「大丈夫!」

帰ってくるなり半ば強制的に座らされた。
絢はなにやら気合いが入っている。
黄瀬たちの言っていた通り、本当にご馳走を作ってくれるみたいだな。

「~♪」

料理を作っている彼女は楽しそうだ。
エプロン姿がまた可愛い。
…キスしたいな。

赤「何を考えてるんだオレは…」

最近、絢のことを襲いたくて仕方がない。
理性が持つのも時間の問題だろう。
だが彼女を傷つけたくない。
オレの傍でずっと笑っていてほしい。
その思いがなんとか激しい衝動を押さえていた。

「赤司くんお腹すいたでしょ?もうすぐ出来るから先にサラダ食べてて?」
赤「ありがとう」
「赤司くんが好きなお豆腐いれて豆腐サラダにしたの!」
赤「本当だ。先にいただくよ」

オレがサラダを食べている間もぱたぱたと動いて料理を作っていく。
オレのために頑張ってくれている絢は本当に良くできた恋人だと思う。
それなのに絢をめちゃくちゃにしたいと思っているオレは最低だな。
自嘲気味に落ち込んでいると絢が料理を運んできた。

「お待たせー!」
赤「……これ全部一人で作ったのか?」
「うん!昨日から仕込みして頑張ったよ!」

どれも手が込んだ物ばかりだ。

赤「作るの大変だっただろう?」
「赤司くんのためだから全然平気!ほら、食べよ?」
赤「ありがとう…いただきます」
「召し上がれ」
赤「ん…すごく美味しいよ。」
「ほんと?やったー!」

きっと何度も練習したのだろう。
目の下に少しだけくまができている。
感謝で胸が一杯になりながらオレは食事を味わった。



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