黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの
第11章 12月のプレゼント
『絢今日なんだか様子が変だよ?』
「え、そうかな!?」
友達にも指摘されるくらいに今日の私は緊張していた。
朝からずっとそわそわしている。
『あ、今日赤司くんの誕生日だから?サプライズでなにか準備してるんでしょ?』
「なんで分かるの!?」
さつきちゃんにしか言ってないのに!
『分かるよ~さては手作りでケーキでも作った?』
「え、あ…うんそうなの!うまくできてるか心配で!」
よかった。バレてるわけではないみたい。
…確かにケーキも作ったけど。
さつきちゃんは料理が苦手みたいで初めて一人で作ったんだよね…
ほんとは一緒に作る予定だったけど、青峰くんに猛反対されてしまった。
さつきちゃんの料理…そんなにやばいのかな。
『赤司くん喜んでくれるといいね!』
「うん!ありがとう」
赤「随分楽しそうだったね、何を話していたんだい?」
「ん?…秘密!あとで教えてあげるね」
私と赤司くんは隣の席だ。
毎月席替えしてるのになぜかくじを引く度隣になる。
不思議だなぁ…
「あ、次数学あたるんだった……赤司くん…」
赤「クスクス、分かってるよ。教えてほしいんだろう?」
「よろしくお願いします赤司先生!」
赤「ほら、教科書開いて…」