黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの
第11章 12月のプレゼント
「ただいまー!」
赤「おかえり、楽しかった?」
「う、うん…私着替えてくるね」
まさか赤司くんを悩殺するために下着買ってたとは言えない…
当日までは隠しておこう。
赤「絢…今日の夕飯は湯豆腐にしよう」
「えー?デートした時に食べたばかりだよ?」
赤「今日は寒い。湯豆腐にはうってつけの日だよ」
「クスクス…仕方ないなぁ…」
最近は赤司くんと二人で食事を作っている。
当番にすると赤司くんの日はお豆腐ばかりになってしまうからだ。
私もすきだけど…ああ毎日お豆腐ばかりだとね…
けど、確かに今日は寒いし湯豆腐を食べたらきっとおいしいだろうな。
2人で仲良く湯豆腐を作って食べた。
赤「今日は借りてきたDVDを観るんだったな」
「そうだよー!早く観よ!」
赤「今日のはどういう話なんだ?」
「友達にオススメされたやつだから詳しくは分からないんだよね…テンションがすごく上がるって言ってたけど」
赤「ならアクションか?」
「だと思う!再生するねー!」
「ひぎゃっ!あああダメそっち行ったら…きゃー!出たー!」
赤「絢は怖いのがダメだったな…」
「全然アクションじゃないよぉ…!」
私は必死に赤司くんにしがみついて泣きながらホラー映画を観ていた。
怖いから消してしまいたいのだが主人公の女の子がどうなるのかが気になってついつい観てしまう。
そしてゾンビや幽霊が出るたび赤司くんに泣きついていた。
赤「苦手なのに観たいなんて絢は変わっているな」
「だって気になるんだも…ギャー!」
赤「クスクス…」
赤司くんは怖がってる私を見ては笑っていた。