• テキストサイズ

黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの

第9章 小さな違和感



赤「絢…少しは落ち着いた…?」
「ん…」

私は赤司くんにずっと抱きしめられていた。
あの後、警察の人と何か話したはずなのに…なにも覚えていなかった。

気が付いたら赤司くんの腕の中にいた。

赤「絢…あのアパートは引き払おう。あそこに絢を帰すなんてオレには無理だ。」
「…すぐには無理だよ…ほかに住むとこもないし…」
赤「あるよ。オレとここで暮らせばいい。」
「…え?」

思わず赤司くんの顔を見上げると、綺麗な瞳が私を見つめていた。

赤「部屋は他にもあいているし、オートロックつきのマンションだ。絢が暮らすにはうってつけの場所だと思うんだが?」
「ちょ、ちょっと待って…っ! そんな急に…」
赤「駄目だよ。もう決めたことだ。絢はただ、はいと頷くだけでいいんだ。」
「む、無理だよ!高校生で同居だなんて!」
赤「オレたちなら可能だよ」

確かに赤司くんにかかればできそうだけど…ってそうじゃなくて!

「私、赤司くんに迷惑かけすぎだよ!」
赤「…絢…オレは可愛い彼女と二人きりでもっと過ごしたいんだ…それとも絢はオレといたくない?」
「そ、それは…」

正直、一緒にいたい。
あんな事があった後で一人暮らしを続けるなんて無理だ。
恐怖で眠れない。
そんなことを考えている間に赤司くんが行動を起こしていた。

赤「はい…今週付けと言うことで。ええ、すぐに業者に荷物を運ばせますから。」
「…赤司くん、誰に電話してるの?」
赤「絢のアパートの大家さんだよ。今のアパートは今週いっぱいで契約は解除することになったから。…これでオレと住むしかないね…?(にっこり」


こ、この人は!
私の意見とか少しは聞いてくれても…あぁ、でも強く反対できないのは私の中に嬉しいと思っている自分がいるからだろうな。

こうして私は謎の赤司くんの仕事の早さにより、赤司くんのマンションで彼と暮らすことになった。
普通、こんなことありえない筈なんだけど…私も赤司くんに毒されてるのかな?


/ 215ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp