黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの
第9章 小さな違和感
絢side
「ん…ここどこ…?」
目が覚めると知らない景色。
そうだ、昨日赤司くんの家に泊まったんだっけ。
赤「…絢…?」
「あ、ごめんね起こしちゃった?」
赤「いや、大丈夫だよ…良かった、昨日より大分顔色がいいな。」
「赤司くんのおかけだよ。」
本当に赤司くんのおかげだ。
ここ数日まともに眠れてなかったのに、赤司くんの腕の中に入った途端、眠気が襲ってきた。
あんなに熟睡したのは久しぶりだ。
赤「絢は抱き心地がいいね。離したくなくなるよ…」
「くすぐったいよ赤司くん…」
寝ている間、赤司くんはずっと抱きしめてくれた。
この人の腕の中にいればなにも怖くない。
不安で仕方なかった気持ちもいくらかは落ち着いてきた。
「家に荷物取りに行かなきゃ…」
赤「部活のためかい?」
「うん…」
正直、家に帰るのが怖い。
でも…このまま赤司くんの家にいるわけにもいかないし…
赤「…このままオレの家にいていいんだよ?」
「ありがと。でも、一度帰ってみるよ」
赤「そうか…」
二人で朝ごはんを食べ、一緒に私の家に向かった。