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黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの

第9章 小さな違和感



彼女から全てを聞いた。
彼女の様子がおかしかったのはやはり嫌がらせのせいだけじゃなかった。
オレの絢をここまで怯えさせて…その男…許さない。


赤「今の家にこのままいるのは危険だ。ひとまず今夜はオレの家に泊まるといい。」
「うん…」

絢の家には寄らずオレの家に直行した。

「おじゃまします…」
赤「この家に来たのは初めてだったね。一人暮らしだからそう気を使わなくていいよ」

オレは高校からマンションに一人暮らしをしていた。
このマンションはセキュリティーがしっかりしている。
ここなら安全だろう。


赤「何か食べるかい?」
「ううん…食欲ないから大丈夫…」
赤「何も食べないのはよくないよ。せめてスープだけでも飲むんだ」

インスタントのスープを彼女に渡した。

「あ…私もこのスープよく買う…おいしいよね…」
赤「あぁ、値段の割にはなかなかだと思うよ」

良かった、少しだけ笑ってくれた。

スープを飲んだ後、彼女を先に風呂に入れた。
彼女がお風呂に入っている間にオレは電話をかけていた。

赤「あぁ…そういうわけだから…頼むよ。」

彼女に被害が及ぶ前に男を捕まえなくては。
ちょうど電話を終えたところで彼女が出てきた。

「お風呂ありがとうございました…」
赤「あぁ、それじゃあオレも入ってくるよ。テレビでも見ていてくれ。」


こんな時に不謹慎かもしれないが…お風呂上がりの絢も可愛かったな。

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