黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの
第7章 涙の告白
『毎度あり~!』
「ありがとうございました!」
結局赤司くんは来なかった。
まだ話終わってないのかな…
赤司くんを探しながら歩いていた時。
『あのっ…私赤司くんのことが好きです!付き合って下さい!』
赤「……ありがとう」
その瞬間、私は走り出していた。
「っ…ふ……うう…!」
赤司くんありがとうって言ってた。
それってあの子の告白が嬉しかったってことでしょう?
あの子と付き合うんだ。 私じゃなくてあの子と。
「ふぇっ…ぇぇん…!」
私、間違えたんだ。
告白のタイミングは二人きりだったあの時だったんだ。
自分で言い訳して…チャンスを逃したんだ。
もう赤司くんに告白できない。
告白しても恋人になれない。
さつきちゃん…協力してくれたのにごめんなさい…私、失敗しちゃったみたい。
周りの人に見られてるのも気にしないで、私は泣きながらその場から遠ざかった。