• テキストサイズ

黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの

第7章 涙の告白



絢side

あれから必死で浴衣の着付け練習をしてなんとか一人で着られるようになった。

ついに明日は夏祭りの日。 赤司くんに…告白する日。

今から緊張してきた。
私、ちゃんと好きって言えるのかな?


黄「…っち!絢っち!」
「ふぁい!?」

いけない、黄瀬くんが呼んでたみたいだ。全然気づかなかった…変な声出たし。

黄「なんつー返事の仕方なんスか…もう、聞いてなかったんスね」
「ご、ごめん」
黄「明日、学校の門の前に集合ってことになったっスから」
「学校でいいの?」
黄「駅とかで集まるより祭り会場に近いっスからね」
「そっか!分かった!」
黄「遅れないでねー!」


ああ、ドキドキする。
明日になったら告白。
なんて言おう。
頭の中が整理できてない。
それに…

「もしフラれたらどうしよう…」

赤司くんはとても素敵な人だ。
私以外にも彼を想っている子は大勢いる。
先に誰かに告白されて赤司くんがその子と付き合ったら?
無理だ、耐えられない。
きっとその場で泣き崩れてしまう。
私を選んでくれるかどうか分からないのだ。 不安でたまらない。

もしかしたら友人という今の心地いい関係も無くなってしまうかもしれない。



…それでも。
彼に…好きだと伝えたい。

「…がんばろ!」

私は一人、深呼吸をした。

/ 215ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp