黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの
第6章 お泊り
黄「赤司っちっていつから絢っちのこと好きだったんスか?」
黄瀬が突然お泊り会がしたいと言いだしてオレ達は緑間の家に来ていた。
緑「なぜオレの家なのだよ!」
紫「ちょっとミドチン静かにしてよー」
黄「みんな静かにしてくださいっス! で、話戻すっスけどいつからなんスか?」
赤「…好きになったのは受験の日からだ。」
そう、あの日。
彼女と初めて会った日。泣きそうな顔をして蹲っていた彼女を見つけて声をかけた。
ありがとうと何度もお礼を言う彼女の笑顔に…一目惚れをした。
自分が一目惚れをするなんて信じられなかったが、自宅に帰ってからもあの笑顔を思い出して…
その後はまぁ…彼女が合格しているかを調べ、理事長に彼女と同じクラスにと頼んだ位かな?
絢は偶然同じクラス、偶然隣の席だと思っているようだが、実は全てオレが仕組んだことだったりする。
外堀を先に埋めておくのも悪くないと思ったからね。
黄「うわぁ…なんていうか赤司っちらしいっスね…」
黒「まるでストーカーのようです。雛乃さんもこんな人に愛されて苦労しますね…」
赤「黒子、何か言ったかい」
黒「いえ、何も。」
それだけ彼女を自分のものにしたかった。
あの笑顔はオレにだけ向けられるものであってほしい。
そう思ってしまったのだ。
黄「その割にはまだ付き合ってないっスよね」
赤「あぁ…」
紫「早くしないと誰かに取られちゃうんじゃないのー? 絢ちん結構モテるし。」
確かに絢はクラスでも人気だ。
入学して半年が過ぎたが何度か彼女が告白されているところを見てしまった。
彼女は全て断っていたが。
あの優しい笑顔と声を聴けば皆好きになるのは仕方がない。
だが、彼女はオレのものだ。 …まだ告白はしていないが。
黄「なら夏祭りの日に告白してみたらどうっスか? あの祭りの花火を一緒に見たカップルは永遠に別れないらしいっスよ?」
正直そんな迷信はどうでもいいが…このまま彼女と友人のままなのは嫌だな。
オレは彼女の特別になりたい。
赤「そうだな…」
オレは彼女に告白することに決めた。
オレの想いを…彼女は受け止めてくれるだろうか?