黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの
第6章 お泊り
桃「どうぞ入って!」
「おじゃましまーす」
さつきちゃんの部屋は可愛くて女の子らしい部屋だった。
本棚や机にはバスケ関連のものしかなかったけど。
桃「それで相談ってなに?」
「え、えっと…」
どうしよう…どう話せばいいかな…
「こ、コイバナなんだけど…」
桃「え! コイバナ!?」
さつきちゃんの目が急にキラキラしだした。
「うん…その…す、好きな人に告白しようと思うんだけど…」
桃「絢ちゃん好きな人って…もしかして赤司くん?」
「え、なんで…っ」
桃「やっぱり!そうじゃないかなってずっと思ってたんだ!」
「…そんなに分かりやすかった?」
桃「遊園地のあたりからそうかな?ってくらいだったんだけどね。多分きーちゃんとかも気づいてると思うよ」
他の人にもバレてたのか!恥ずかしい…
「赤司くんも知ってるのかな…」
桃「んー…私の予想でしかないんだけど…赤司くんは気づいてないと思うよ?(赤司くんは赤司くんで絢ちゃんが自分のことどう思ってるかで頭いっぱいだからね)」
「そ、そっか…」
さつきちゃんが言うんだからきっとそうなんだろう。
その方が私としても安心だ。
桃「それで告白はいつするの?」
「ぐ、具体的にはまだ決まってなくて…それも相談したくて来たんだけど…」
桃「なるほどね~ …あ!ならあの日はどうかな? 今度ある夏祭り!」
夏祭り…確か黄瀬くんがみんなで行こうといっていたやつだ。
いつもと違う環境なら勇気を出せるかもしれない。
「…うん、その日にする!」
桃「当日二人きりになれるように私も協力するよ! そうと決まったら準備しなきゃだね!」
「準備?」
桃「浴衣だよ!告白するんだし、とびきりおしゃれして赤司くんのことびっくりさせよ!」
浴衣…最近は着てないけど私も持ってる。
お母さんに着付けてもらったっけ…そうだよ!今年はお母さんいないんだ!
ということは…
「一人で着れるようにならなきゃ!」