黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの
第5章 挙動不審
絢side
赤司くんにそんな風に思わせてたなんて私のバカ!
自分のことが嫌いなのかと不安そうに聞いてきた赤司くん。
違うの、好きなの。
好きすぎてうまく言葉にできないの。
悩んで結局嫌いじゃないとだけ伝えた。
本当はもっといい言葉があったかもしれないけど、今の私にはこれが精一杯。
ごめんね、赤司くん。
それでも赤司くんは良かったと言ってくれた。
避けたことを責めもしない彼の優しさにまた甘えてしまった。
…告白しよう。
今すぐは無理だ。
でも、いつかきっと…赤司くんに好きだと伝えよう。
そう思い、いつか言うから待っててくれないかと書いた。
ほんと私って自分勝手だな。
避けてる理由結局言わないなんて。
授業が終わるギリギリに赤司くんが返事をくれた。
『分かった。』
ありがとう、赤司くん。
それから授業、お昼が終わり…放課後の部活の時間。
勇気を出して少しはアピールしよう。
あなたのことが好きなのだと。
「あ、赤司くん!あの…一緒に部活行こ…//」
あ、やっぱりビックリしてる。
普段はタイミングが合えば一緒に行く、くらいだったからわざわざ誘ってまではいかなかった。
変に思われたかな?
ドキドキしながら彼の顔を見た。
赤「ああ、もちろん」
この微笑みを見たらみんな赤司くんのこと好きになっちゃうよ。
独り占めしたい。そんな微笑みだった。
ドキドキしすぎて胸が苦しいよ、赤司くん。