黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの
第4章 遊園地
「…赤司くん…あの、もしかしてあの人達知り合いだったりする?」
中に入り、冷静になって気がついた。
もし赤司くんの知り合いだったら?
そうだとしたら大変なことをしてしまった。
いきなりやってきて会話を遮って中に入ったのだ。
失礼な態度にも程がある。
赤「いや、知らない人たちだよ。急に声をかけてきてね、困っていたんだ。
助かったよ」
良かった。
知り合いではなかったらしい。
「そっか…ならよかっ……っ!(ビクッ」
突然お化けが飛び出してきた。
そうだ、忘れてた。
今お化け屋敷の中にいるんだった!
赤「悲鳴をあげずに出口まで。というのがオレ達のミッションだが…絢は怖いのは平気なのか?」
「へっ平気だよ!」
ジェットコースターの時は迷惑をかけた。
今度は迷惑かけたくない。
そう思ってたのに…!
「キャァアー!!!や、っ…やだやだ!もう進めない~!」
スタートしてほんの少し進んだだけで私は動けなくなってしまった。
情けない。
赤「絢、泣かないで…手、繋ぐ?」
そっと差し出された手。 どうしてこんなに優しくしてくれるの?
「うぅ…」
手を繋ぎ、なんとか私はお化け屋敷を出ることができた。