黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの
第22章 恋心
桃「…というのが一週間のマネージャーの仕事の流れです」
さつきちゃんがマネージャーの仕事について話すと、黄瀬くん目当てかなって子たちを中心にざわざわしている。
まぁ、朝も早いし休みはほぼないからな…
『すみません、やっぱり入部やめたいんですけど』
この時点で、諦める子が結構多かった。
マネージャーの仕事を楽だと思ってたんだろうな…ここは帝光バスケ部。
そんな生半可な気持ちじゃついていけないよ。
桃「あと、うちは2軍3軍もあるので振り分けによっては1軍以外のマネージャーになることもあります」
『それじゃあ赤司先輩と一緒にいられないってこと!?』
桃「そういう目的でマネージャーになりたいと思っている人は出て行ってください。練習の邪魔になります」
一年生の子たちの何人かはこっちを睨んでいた。
さつきちゃんの言い方はきついけど間違ってはないと思う。
私は征十郎の恋人だけど、イチャつくためにマネージャーになったわけじゃないし、ちゃんとサポートをするために勉強だってした。
でも、みんなに近づきたいという理由ではマネージャーは向いてないと思う。
けど、この状態のままじゃさつきちゃんが悪者みたいになっちゃいそう…どうにかしなきゃ。