• テキストサイズ

黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの

第22章 恋心


絢side

『キャー!赤司せんぱーい!』

征十郎へ向けられた黄色い声援。

1年生の部活見学が始まってから体育館は騒がしくなっている。
これまでは黄瀬くんファンなどを中に入れないために、バスケ部以外の生徒はこの体育館に原則立ち入り禁止になっていた。
けれど、1年生の見学のために今はやむを得ず出入りが許可されている。

男バスしか使っていない体育館なのになんで女子が…と正直思うけど、私だってマネージャー希望で去年見学したから偉そうには言えない。

でも、見学に乗じて1年生以外の生徒もこっそり入ってきているし…それに、征十郎がモテてるのを間近で見るのは嫌だな…。

私の彼氏なのに…嫉妬でモヤモヤと嫌な気持ちになる。

赤「絢? 何かあったのか?」
「え?どうして?」
赤「さっきからため息ついたりムスッとしたり…心配になるよ」
「あ、ごめん…なんでもないの」

そんな顔してたのか…顔に出してないつもりだったんだけどな。

赤「まぁ、こんなに五月蝿いと苛々もするね」
「1週間はこのままだもんね…」
赤「確かにもう少しマネージャーが欲しいところではあるが…真面目に仕事をする生徒がこの中にいるとは思えないな」

そう言って征十郎がギャラリーの方を向けば、
『キャー!こっち見たー!』と騒がしい声が体育館に響く。
緑間くんはその声に驚いてシュートのタイミングがズレてしまった。

うわぁ…分かりやすく怒ってるな…

赤「早々に何とかしないとな。 これでは練習にならない」

征十郎は監督に相談してくると言って向こうに行ってしまった。
…もう少し話していたかったな。
征十郎と仲良く話していれば、征十郎は私の彼氏だって見せつけられたのに。


…嫌な女かな、私。


---------------------------------------------------------
アンケート締切りました!
1票差で、掛け持ちすることになりました。
これからちょこちょこ話書いてある程度書けたら公開しようと思います。
…公開までいけるかな…汗
がっつりR指定(になる予定)の赤司様気に入って貰えるといいな…
/ 215ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp