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黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの

第19章 3月14日 *



そうだ、と征十郎が鞄から何か包みを出した。

赤「ホワイトデーのお返し」
「いいの? ありがとう!開けていい?」

包みを開ければ綺麗な刺繍のされたハンカチ。

「可愛い~!」
赤「気にいってくれたかい?」
「うん!」
赤「良かった、ほら料理が来たよ」
「美味しそうだね!」

征十郎はトマトソースのパスタ、私は悩んでクリームソースのパスタにした。
一口食べれば美味しい味が口いっぱいに広がる。

「このお店のパスタ美味しいね!」
赤「そうだね、一口食べるかい?」
「食べたい! じゃあお皿交換…」
赤「あーん」
「え!?」

目の前に出されたのは一口分のパスタが絡められているフォーク。

「せ、征十郎…ここお店…」
赤「早く食べないと覚めるよ?」
「………ぱく」
赤「こっちのも美味しいだろう?」
「お、美味しいです…///」

赤「オレにも食べさせて」
「え」
赤「あー…」
「っ…あーん…///」
赤「美味しいね」
「そ、それは良かったです…//」

は、恥ずかしい…!////
周りの人たち絶対バカップルだと思ったよね!?
いや、そもそも私たちの事見てる人なんかいないよね!?
いないと信じたい!

デザートのケーキも征十郎は同じようにあーんしてきた。そして、私もまた征十郎にあーんした。
楽しみにしてたケーキなのに征十郎のせいであんまり味覚えてないよ!!

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