第19章 ３月１４日　＊

絢side

「征十郎！早く早く！」
赤「そんな急がなくてもケーキは逃げないよ」

今日は３月１４日。
ホワイトデーで征十郎との久しぶりのデートで…私の誕生日。
だから征十郎は今日をデートの日にしてくれたのかな、なんてひそかに思ってたりする。
人生で初めて彼氏と迎える誕生日。
すごく楽しみだったりする。

赤「また一人で百面相して…そんなに今日のデート楽しみにしてた？」
「百面相してないもん！　…デートは楽しみにしてたけど//」
赤「クスクス…ほら、いくよ」
「うん！」

征十郎と手を繋いで今日も出かける。　
行き先はこの間テレビで見たお店。楽しみだなぁ～♪

お店につくとテレビ効果かたくさんの人で溢れていた。

「わ…征十郎どうしよう…結構人いるよ」
赤「心配しなくても事前に予約を取ってあるよ」

うわぁ…相変わらずそつがないというか…スマートでカッコイイな…//

お店の人に案内されて席につき、メニューを広げる。
美味しそうなものがいっぱいだ。

赤「頼むものは決めたかい？」
「え、もう決めたの？　ちょっと待って決めるから…」
赤「焦らなくてもいいよ」

じっくり吟味して頼むものを決め注文する。
料理が来るまでは飲み物を飲みながらおしゃべりタイム。