黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの
第19章 3月14日 *
赤司side
「うわぁぁあ~! おいしそう~!」
さっきから絢が楽しそうに観ているのはテレビのホワイトデー特集。
色んなカフェやスイーツが出る度に美味しそうとはしゃいでいる。
今までお返しなんてしたことはなかったが、今年は違う。
絢からのチョコにはきちんとお返しをする。
それに、3月14日は大切な日だから。
赤「絢、さっき出ていたお店で行きたいところはあった?」
「え?うーんと…さっき出てたイチゴの美味しそうなお店行きたいな~」
赤「じゃあ14日そこに行こうか」
「え、いいの!?」
赤「ああ、最近2人で出かけてないしね。 久しぶりにデートしようか」
「デート!」
やった!とピョンピョン跳ねている。
…小学生みたいな喜び方だな。
可愛かったのでこっそりムービーに撮っておいた。
赤「絢、オレは少し出かけてくるよ。用事があるんだ」
「そうなの? ご飯も外で食べる?」
赤「いや、家で食べるよ」
「分かった! いってらっしゃい!」
絢に見送られて家を出る。
さっき言っていたお店に電話をかければ、ギリギリ予約が取れた。
携帯を上着にしまって電車に乗る。
絢と出かけたかったがそうもいかない。
今日は…3月14日に来る絢の誕生日プレゼントを買いにいくための外出だから。