黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの
第19章 3月14日 *
さて、電車を降りてどこにいこうか考える。
アクセサリー、洋服…絢は何をもらったら嬉しいだろうか。
クリスマスプレゼントの時はブレスレットを渡した。
あれ以来ずっとつけてくれている。
今度も何か身近におけるもの、身に着けてもらえるものがいい。
絢に欲しい物をさりげなく聞いてみたが、『黒〇のバスケ』の漫画が欲しいと言ってきた。
青峰に借りて読んではまったらしい。
オレも少し読んだが、どこがいいんだ?
まず4番の赤髪の選手が主人公じゃないない時点で駄目だろう。
あと海常…だったか。あそこのエースが黄瀬みたいでうざかった。
読んでいてイラっとしたよ。
漫画をプレゼント…駄目とは言わないが、恋人に贈るには些か品がない。
そんなことを考えながら歩いていると後ろから声をかけられた。
黄「あれ? 赤司っちじゃないっスか」
赤「黄瀬?」
黄「一人で珍しいっスね、買い物っスか?」
赤「ああ、まあな。」
黄「オレも買い物に来てたんス! 良かったら一緒に行こ」
黄瀬と歩くと目立って面倒だな…だが、一応こいつはモデルでセンスがいい。
変装もしているし…少しくらいならこいつからの意見も聞いてみるか。
赤「ああ」
オレは黄瀬と2人で買い物をすることにした。