黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの
第4章 遊園地
赤司side
二人で来たのはメリーゴーランド。
なんでもどうしてもオレをこれに乗せたいらしい。
「赤司くんあの馬に乗って!写真撮りたい!」
赤「絢は乗らないのか?」
「乗らないよ~私は赤司くんを撮るもん!」
正直小さい子ばかりのメリーゴーランドで男のオレ一人が乗るのはさすがのオレでも勇気がいる。
赤「絢も一緒に乗ろう。」
「だから私は…きゃあ!?///」
今絢がいるのは…オレの腕の中。
抱き上げて一緒に乗った。
この方がよっぽどいいだろう?
「赤司くん!?なんで私まで…あの、手離して…?///」
真っ赤になってあたふたしてる。
可愛い。
赤「オレに抱きしめられるのは嫌かな? オレは絢を抱きしめていたい。」
「そ、そういうんじゃないけど…あの、付き合ってもないのにこういうのは恥ずかしい…///」
そう、そこだ。
端から見ればこの状況は恋人同士にしか見えない。
だが現実はオレ達はまだ、ただの友人だ。
絢の気持ちがオレに向いているとは限らない。
彼女は他の部員とも仲がいい。
黄瀬ともよく話している。
オレは彼女の中でどれほど特別なのだろうか。
柄にもなく気になってしまう。
そんなことを考えている内にメリーゴーランドの回転が止まった。
終わりのようだ。
「終わりみたい!」
そさくさと降りる彼女。
そんなに嫌だったのだろうか。
不安が心に広がる。
黄「二人共ここにいたんスか!」
緑「姿が見えないから心配したのだよ。」
「ごめんね、そろそろお昼の時間だよね」
青「腹へったわ~フードコートに飯食いにいこうぜ。」
時計を見ると12時半。
確かにお昼の時間だな。
オレ達はフードコートで昼食を取ることにした。