黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの
第4章 遊園地
「うぅ…ごめんみんな…」
桃「絢ちゃん大丈夫?」
私は今ベンチに横たわっている。
なぜかというと数分前…
青「やっぱ最初はジェットコースターだろ!」
黄「いいっスね! みんなジェットコースター平気っスか?」
「うん大丈夫!」
実はジェットコースター乗ったことないんだよね。
前に来たときは小学生で、身長制限で乗れなかったから…
多分…大丈夫なはず。
高いのも速いのも好きだし!
そう思って乗ったけど…
「いいいいいいイヤぁーーーーー!!!!」
怖い!なんでこんな高速で回転するの!
どっちが足でどっちが頭か最早わからない。
早く終わって~~~!(泣)
そして現在に至る。
「私って…ジェットコースター苦手だったみたい…」
赤「みたいって…乗ったことなかったのかい?」
「うん…高いのも速いのも好きだから平気だと思ったんだけど…2つ一緒になったら無理。もう二度と乗らない…」
黄「絢っち、お水買ってきたっスよ。」
「ありがとう…ごめんね、私は大丈夫だからみんな遊んできていいよ」
私一人のせいでみんなの時間を奪うなんて申し訳ない。
桃「私も一緒にいるよ!」
赤「いや、オレが代わりにいよう。桃井は違う乗り物にも乗りたいと言っていただろう。」
「え、私一人で平気…」
赤司くんは有無を言わさず、私と残ってみんなを遊びに行かせた。
「赤司くんごめんね…」
赤「いや、気にしなくていいよ。実を言うとオレもジェットコースターは苦手でね。休みたかったんだ」
全然そんな風に見えないけど赤司くんも苦手だったのか。
良かった。それなら少し安心だ。
赤「大丈夫か?気分は悪くないかい?」
優しく頭を撫でながら聞いてくれる。
それだけでかなり気分がよくなった。
「平気…赤司くんに頭撫でてもらって治っちゃった!」
赤「それは良かった」
私は起き上がって遊園地の地図を広げる。
「赤司くん、絶叫系以外で行けるとこいこ!」
赤「あぁ、そうしようか」