黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの
第16章 そういえば
「…というわけなんですが、みんなどう思う!?」
練習前、全員がそろったタイミングで聞いてみた。
話すのはちょっと恥ずかしかったけど、私だけの意見じゃ征十郎を論破できない!
桃「えっと…そうだね…」
黄「えーと…」
紫「なんていうか~」
黒「勝手にしやがれ、です」
「え!?」
黒「正直キミ達2人のお惚気話を聞かされるのはごめんです。普段からイチャイチャしてるんですから、これ以上非リアの僕たちにリア充自慢をするのはやめてください」
黄「急に真っ黒子っち降臨!?」
紫「オレも同意見なんだけど~つかお菓子食べたいし~」
青「寝たいなら一緒に寝とけばいいだろ。赤司の言う通り誰かに見せてるわけでもないんだし」
赤「そうだろう? オレも家でそう言ったんだが絢が頑固でね…」
ええーーー!?
なんで征十郎の方が正しい感じになってるの!?
しかも黒子くんサラッと辛辣だし!
こういう時に味方になってくれそうな緑間くんに至っては完全無視でシュート練習始めちゃってるしぃー!!
青「話も終わったことだしそろそろ練習はじめっかー」
黒「そうですね」
黄「赤司っち1on1してほしいっス!」
赤「珍しいね、いいよ。やろうか」
桃「絢ちゃん…なんか…ドンマイ!」
「な、納得がいかないよぉ~!」
結局、私の意見はなかったことにされて部活は滞りなく進みました…みんなひどいよ…
桃「絢ちゃんが落ち込んでる…何か楽しい話…そうだ!
ね、絢ちゃん!もうすぐアレでしょ?だから一緒に…」
「そういえば…うん!いいよ!」
桃「じゃあ今度私の家で!」
この後あんなことになるなんて知ってたら私は了承したりしなかったのに…
それはもう少し先の話…