黒子のバスケ:赤司征十郎 R18 キミはオレのもの
第3章 バスケ部のマネージャーになる
黄「そうなんスか…なら、どういう風にしたらいいんスか?」
「えっとね…」
黄「…おー! これいいっスね!普段伸びてないとこも伸びてる感じがするっス! ありがと、絢っち!」
「どういたしまして!」
黄瀬がこんなにも早く懐くとは予想外だ。
〇〇っちと呼ぶくらいだ、彼女のことを少なからず認めたのだろう。
それはいい…だが、オレより先に名前で呼ぶなんて許さないよ?
赤「良かったな黄瀬。
これなら明日のランニング…余裕で10倍こなせるな?(にこー」
黄「え?(汗) いやいや赤司っちさすがに10倍は……ヒッ! 頑張らせていただきます!(泣)」
「クスクス…二人とも仲がいいんだね~」
赤「…そうか? オレは黄瀬なんかよりも絢と仲良くなりたいよ?」
「え…名前…///」
赤「下の名前で呼んでもいいかな? 絢…」
ふわりと頭を撫でると、彼女は照れた顔で頷いてくれた。
好きだよ絢…早くオレだけのキミにしたい。
黄「(オレに対する態度と180度違うんスけど!?)」
こうしてこの日の練習は終わり、翌日オレは監督に進言し彼女をバスケ部のマネージャーに据えた。
贔屓目だと言われそうだがそれは違う。
彼女の知識と観察力は今後の帝光バスケ部の勝利に必要だと判断したからだ。
オレの目に狂いはないからね。
ああ、もちろん翌日の黄瀬の練習メニューは10倍にしておいたよ。
躾は初めが肝心だからね。