• テキストサイズ

【R18】角砂糖を、もうひとつ【アル戦/ダリューン】

第2章 2




ダリューン様は、自分にないものを求めていらっしゃるのかもしれない。

「んあ、あっ」

唾液に濡れた私の唇から、ひっきりなしに甘い声が漏れる。
寝台に寝転ばされたまま、両の手はダリューン様のそれによって頭上に縫い付けられているため、今宵も声を抑えることができそうにない。

今日のダリューン様は、私の二の腕を美味しそうにちゅうちゅうと吸い、その柔らかさを存分に堪能している。

ダリューン様の鍛え抜かれた身体にはとうていありえない柔らかさであるだろうし、二の腕とは自分で触ってみてもやわりと感じる部分でもある。

……というか、ダリューン様の身体に柔らかい部分なんてのは存在するのであろうか。

「ひっ、やああっ」

ふいに、ダリューン様の舌がぬろーっと二の腕の内側を滑る。
肘の方から進んでいき、そして腋へとたどり着く。

擽ったさと恥ずかしさで声を上げれば、ダリューン様はもっと出せと言わんばかりにそこを舐ぶり尽くす。

「あ、あっ、ダリューン、様っ、いけませ、ん、汚のう、っ、ございますっ」

「ん、っちゅ、汚くなど、あるものか……」

いやいやと頭を振り身を捩ろうとするも、ダリューン様の屈強な身体の下にあってはとうていそれも叶いそうにない。

私がそうしようとしたのが伝わったのか、ダリューン様は拘束する両手の力を少し強め、更に音を立てて私の身体を舐め回す。

それに加えて、なんとダリューン様は私の身体に割り入れた足を器用にくいと曲げ、私の足の間にぐりぐりと膝を押し付けてきたのだ。

ダリューン様の愛撫によって十分に熱をもったそこは、強い刺激を待ちわびていたかのようで。
背筋をざわざわとした快感が駆け巡り、奥がきゅうっと収縮する感覚が分かった。


/ 7ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp