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無愛想な物書きやさん

第1章 無愛想な人



片づけたい衝動にかられる有紀だが・・・

くらい室内で一つだけ光がともる部屋があった


ここが書籍かな







コンコン

「あの・・・宮下さん?」







とびらを開けた








そこには黒髪が、肩までのび
長い髪がぼさぼさ
前髪なのかどうかも分からないくらいボサボサ
無精ひげが生えた男が机に突っ伏していた。


そっと近寄る有紀



「あっ////」



ひげはひどいけど、そっと見れる横顔はとても端正な顔で
有紀はドキッとなる。







有紀は宮下?だと思われる男のせなかを軽くたたく
「あの、おきてください?」

耳元でもう一度




「おきてください!」







すると





「・・・・うぅ  


あぁ?」




睨まれた・・・・怖い
そっと起き上がる男


見つめられ有紀は
震える手を押えつつ要件を伝える



「早乙女さんから代わりに原稿を受け取りに・・・」




「くそ早乙女のやつ・・・・

原稿なんてできるわけねーだろ」

ぼさぼさな頭をかき、それ以上にぼさぼさにしている。





えっ、できてないって?直哉ちがうじゃない!話が!
これじゃ、持っていけない!






「えっ!原稿終わってないんですか?
私早乙女の知人で家が近いって言われてとりにきただけなんですけど、ちょっとどれくらいで終わるんです?」




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