第1章 無愛想な人
私明日も仕事なのに、もーどうしてくれるのよ・・・
いらついていた
「あんたらの事情なんてしらねーんだよ。
俺は俺のことをしているだけだからな。ほっとけ」
そのまま部屋を出る男
追いかける有紀
「ほっとけない事情もあるんです!ほら、あとどれくらいなんですか?」
男の腕をつかむ有紀
「あ?・・・
あんただれ?お手伝い?」
だからさっき編集から手伝いっていったじゃん。
「私は原稿受け取りにきたって・・・
お手伝いさん?かわからないけど女の人なら隈びっちりつけて帰りましたよ!!」
「あ~顔もしらねーし、別にいいけど。」
ちょっとこの人ひどすぎるんですけど!
あの人、この人の身の回り全部やってたんじゃ、身がもたないわ!
「それよりも原稿!原稿はどうなんですか?」
有紀は寝室に行こうとする男の前に立ちはだかり強めに言う
「あっ?!しつけーんだよ。ほっとけよ。あとちょっとだから少しやすませろ。」
「あとちょっとならやってください!!!!」
「ちょっと・・・ほんのちょっとだよ、あ~ねむ。
そこどけよ。」
低めの声で言う
「いやです!どきません!」
すると動きが止まる男
これは言い過ぎたかも?・・・知らないやつに
言われたら怒るよね・・・やっちゃったかな
有紀はまた震える
有紀は恐ろしくなった雰囲気にのまれ、
男の目をみつつ逃げようとした
「まて、にげるんじゃねー。」
ひぃ?!
「に、にげてません・・・原稿を・・・」
逃げる場所がなくなり壁に背中がついてしまった
あ、、、逃げ場が
すると有紀の前には男が迫る
ちょっと////
近い!
男は手で有紀の口をおさえ、耳元で
「ちょっと黙ってろ。お前、いい匂いするな、うまそーな匂い。」
ひゃ///
「(ちょっと・・・・やめて)」手の中で声を出すがきこえない
「うるせーよ。俺にたて付く女は初めてだ。」
とそっと近づく顔
チュ
な、ま、さかのキス?!!!
耳がーーーーー!!