第2章 理想と現実
日付こえる時間に家に戻ってきた有紀
明日の支度を終えベットへはいる
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あれ?夢?
翔がいる
これって
『おい、やっぱお前顔だけだよな。顔だけがとりえ。
いつもいつもペコペコしてよー
俺の機嫌ばっかとりやがってムカつくんだよ』
お茶のはいったコーヒーカップをはらいのけられ
テーブルからカーペットまで垂れて汚れていく。
「なんでそんな事言うの?
私だって翔に笑顔になってもらいたかったからいつも……
でもお節介なんだよね……ごめんね」
『反抗する気持ちとか自分の気持ち正直にいったことあるのかよ!
あーもう、ムカつくから出てけ!』
-----バッ!!
はぁはぁ夢か……
有紀は嫌な夢を見て起きた
翔とは同棲するくらい長い付き合いだった
仕事もお互い忙しくなってギクシャクしてた時に
お別れした。
彼の機嫌が悪いと私も居心地悪くってでも何かしないとっていつも機嫌取りしてたあの頃全然笑えてなかったなぁ。
付き合って同棲したけど結局
彼は私がそばにいることで自慢とかしてるだけの
看板みたいな感じだったみたい。
体も求めてもらったことないし
恋愛ってこんななの?ってくらい
有紀は昔の思い出が夢に出てきて眠りから覚めてしまった