第6章 私は食虫植物になりたい
ルームウェアを脱ぎ捨てて、あらわになったお尻を秋風が冷やす。
「昨日も思ったけど、エッロい下着だね?」
つつうっと指先がお尻の割れ目をなぞる。
びくんと跳ねる身体は、また熱を生み出す。
黒いレースと濃いピンク色のTバック、昨晩も彼を誘って私に快楽を連れてきた代物だ。
「もー、こーんなエローい下着つけてたら、挿されちゃうよ?」
ぐいっとTバックをズラされて、熱いそれが私のナカを貫いた。
「あっ!ああんっっ!」
一気にいれられたせいか、あまりの快楽に足に力が入らず、体重を一気に調理台に預けた。
無理に押し広げられたそこに、自分のとは違う熱、火傷してしまうんじゃないかと感じる程に熱くてたまらない。
「あー、すっっごい気持ちぃ」
いれられた状態のままぎゅうっと腰にしがみつかれれば彼のエプロンが肌に擦れて、少し不愉快だ。
それに気づいてか、スルスルと私の上半身を露わにさせて背中に舌が這う。
「ひゃうっん!」
いきなりの快感にびくっと起き上がれば小さなうめき声がくうっと腰あたりで聴こえた。
「もう、透ちゃん締めすぎだよ」
少し腰を引かれればぐちゅりとやらしい水音、ポタリと蛇口からこぼれる水滴音とはあきらかに違う。
「や、やだぁ、抜かないで!」
少しずつ遠ざかる熱を逃がさないように必死に叫べば、くすりと笑う可愛らしい声。
「もう、いつからそんな事を言うやらしい女の子になったの?」
背中に這っていた舌が首元へとやって来る。
ぺろっと一舐めされた後、耳元で囁かれた。
「可愛い、けど。これ脱ごっか?」
ぐいっと引っ張られた布が割れ目に食い込んで芽を刺激する。
あっと小さく一声鳴いた瞬間、すっと熱が遠ざかりスルスルと下着を下ろされる。
フローリングにパサリと落とされたそれは、濃いピンク色がさらに濃くなっていた。
「じゃあ、もう1回...」
ゆっくりとまた奥に挿され、私のソコは彼の形に整っていく。
焦らす様にゆっくりゆっくり動かされるたびに、粘着質な水音が遠く聞こえる。
「ひあっん!やぁ、そんなんじゃぁ!もっと!もっと欲しいよぉ!」
ゆっくりとした刺激ではもう足りないのだ。
壊れるまでぐちゃぐちゃに犯して、私のナカに出して欲しい。