第2章 貴方の後ろは~おそ松~
「こらー!!自転車の二人乗りは違反だー!!」
こんな大事な時に、いつもの声が聞こえた。
「げ.... !政信.... 」
せっかくの感動(?)シーンも台無し....
「ど、どっしよ.... 」
「いや、まくしかない.... 」
これまたいつものお決まりの台詞がおそ松からきこえる
「ってまたお前らかー!!」
やばいやばいと言いながら、走り出そうとするおそ松だったが
残念ながら信号の色は赤
信号無視するわけにもいかず、あっけなく捕まる私たち
「松野!お前はいつもいつ.... も?」
私をみて固まる政信
たらりと冷や汗をかくおそ松
「お前ー!宮野さんを泣かせたのか!?今日という今日はゆるさーーーん!」
「ちょ!誤解これ誤解だから!透もなにかいえよ!」
「先生.... 松野くんに泣かされました」
「お、おま!嘘いうなよ!いや嘘ではないけどさ!」
「まーつーのー!!!」
私のことこんなに切なくしたんだから、少しぐらいお仕置きしたっていいよね?