第2章 貴方の後ろは~おそ松~
学校まで連れ戻されて、約一時間ほど説教された私たちはぐったりしていた。
「ねーおそ松?」
「なんだよ.... 」
「好きだよ」
なんの脈略もなくそう言えば、私の大好きな人のトレードマークの色が大好きな人の頬を染める。
「バカ野郎.... 俺も」
そっと差し出されたその手をつかむ
繋がれた手をグイグイと引っ張られ、必然的に私はおそ松の後ろを歩く
反対の手が顔の位置にある、きっといつもの癖で鼻の下を擦ってるんだろう
どんな顔をしているのか気になるけど、今はまだ貴方の後ろでいい
貴方の後ろは私の特等席なのだから....
~続く(かもしれない)~