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【おそ松さん】貴女と愉快な六つ子たち

第2章 貴方の後ろは~おそ松~



自転車が、どこにいくのかはわからなかった。

「で?あの時なんであんなことしたの?」

自転車の後ろに乗っている私に逃げ場などなくて、途中で降りることもできない。

「俺さ、いったはずじゃん?トト子ちゃんが好きって.... それなのにあんなことされてさ」


いやだ....
聴きたくない

ぐっと袖を握る手に力がはいる

「俺、ファーストキスだったんだけど?」


黙って俯く
そんなの....


「私は、私は全部おそ松が初めてだもん.... 」

巡る景色が涙でぼやけた。

「初恋も、キスも.... 全部おそ松が初めてだもん.... 」






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