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【おそ松さん】貴女と愉快な六つ子たち
第2章 貴方の後ろは~おそ松~
「乗れよ」
短めな一言がじんわりと胸にしみる
私の特等席
おそ松の自転車の後ろ
「うん」
小さくうなずいて自転車にのって、足を投げ出す。
「んじゃ行くか」
カラカラと相変わらず危ない音をたてる自転車
ふと上を見れば、さっき私に告白してきた男子が窓から私たちを見ている。
きっと彼も前の私と同じような気持ちにかられているんだろうか?
うっすらとそんな事を考えたが、なにも言えないまま私はおそ松にさらわれる。
私は、おそ松の学ランの袖をぎゅうっと握りしめた。
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