第2章 貴方の後ろは~おそ松~
笑ってるはずなのに、こぼれる涙
自転車に座ったままの私の目線に合わせるように、膝を折り曲げて優しい声でそっと問いかけてくる
「ごめん..... 俺.... 透になにかした?」
とっても心配そうな顔をして
手で私の涙をそっと優しくすくうおそ松
暖かい手が触れただけで、こんなにも胸の鼓動が速くなるのに....
おそ松はトト子ちゃんが好きなのに
私ばっかりずるいよ....
じっと黙っておそ松を見つめる
そして....
ぐいっと学ランの首もとを引っ張った
そのまま突然の事で驚いてるおそ松の唇を奪う
ねぇ?
おそ松....
この恋を忘れるために....
せめて最後に思い出を頂戴?