第2章 貴方の後ろは~おそ松~
「そろそろ帰る?」
自転車に跨がりながら、私に笑いかける
赤い赤い夕焼けが、おそ松の笑顔をより綺麗にうつしていた。
大好きな人の大好きな笑顔
なのになんでこんなに切ないんだろ....
「うん」
「んじゃ、乗れよ」
私は自転車の後ろに乗って両足を投げ出す。
「乗ったか?いくぞー」
やる気のない声、いつもと変わらない日常
相変わらずカラカラと危ない音をたてる自転車
ふとおそ松の背中を見つめる....
大きな背中
いつのまにこんなに広く大きくなってたんだろ?
いつのまにトト子ちゃんを好きになったんだろ?
ねぇ.... 教えて?
.... おそ松