第1章 夕暮れどき~十四松~
「ごめん.... ごめんな.... 十四松.... 」
僕の横で泣き崩れるおそ松兄さん....
男としてをとるのか、兄としてをとるのか
悩んで悩んで悩んでとった選択は、あんまりにも悲しくて....
「お、そ.... まつ.... に.... さ.... 」
僕は途切れ途切れで、おそ松兄さんの名前を呼ぶ
「た、の、もぅ.... 」
僕は自分の呼吸器に目をやる
「十四松.... いったじゃん行かせないって」
兄としてか、男としてそんなふうに言うのかわかんないけど
僕から大事なもの奪ったんだからお願いぐらい聞いてよ....
「ま、じ.... おな....しゃ.... す」