第8章 どうか無いものねだりでも
夢じゃないよね?
透が言った言葉を思うのはオレも同じ。
だってこんなクズの元に愛しくて愛しくて仕方なかった人が戻って来てくれたんだから。
「あっん...一松く、らめっ...!」
ねえ、もっと声を聴かせて。
オレに溺れている声、じゃないと夢なんじゃないかって怖くなるから。
弄ぶ飾りはオレの汚い唾液が絡みついてベトベトになっていく。
すっとお腹を撫でる指先は先ほど触れた透の中心に向かう。
つうっとワレメをなぞれば、さっきよりもずっとずっと熱くてヒクヒクと物欲しそうに指を咥える。
膣内の手前くらいの所を執拗に撫でればビクリビクリと嬉しそうに身体が跳ねる。
「それ、それ、やぁっっ」
「へぇ、嫌なんだ」
ニヤリと口角をあげ、こんどは小さな秘豆を人差し指の腹で弄ぶ。
ほら、こうされるほうがもっと嫌でしょ?
わざと透の気持ちい所を外しながらこねくり回す。的外れな位置は、なんとも言えない感覚で拷問に近い事もわかってる。
いやいやと懇願する顔、本当になんて可愛いんだろう。ずっと見ていたい、けどいじめすぎたのか透の瞳から涙が零れる。
「わざと...いじめてりゅ?」
弱々しい声、流れる涙を舌ですくう。
「...そう思う?」
上がる口角をおさえることができない。
違うよね、ここじゃないよね。
わかってる。
「ここでしょ?」
透の気持ちい所を指の腹で撫でれば、一気に声が高く高く響く。
「そこ...んんんんっ!」
悦ばせるのも、苦しめるのも、どちらも楽しくてやめられない。
透の気持ちよさそうな顔を見ていれば、両腕を前へと持ってきて可愛い谷間を作る。
もじもじとしている様を見れば、どうして欲しいかなんて直ぐにわかる。
可愛い主張にひひっと笑って、胸の飾りをペロリと舐めればさっきの倍流れ出す甘い蜜。
「あ、ああっんんっ、イクっイッちゃうかりゃ!」
その言葉に指の動きを早くして、音を立てて突起を舐めまわす。
下からはグチャグチャとやらしい水音が、上からは可愛い喘ぎ声。
「ああぁぁぁ!!」
透の身体が大きくはね、弓なりにそれた。