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【おそ松さん】6人の悪魔と愛され幼なじみ

第14章 表裏一体





「ちょっとここで待っててくれないか?」「?うん」


私を入り口付近で待たせ、カラ松は1人で部屋の中に入っていく。


ああ、もしかして見られたくないブツでも散乱してないかチェックしてるのかしら。男性の部屋って6つ子のこの部屋以外入ったことがないけど、あんなものやこんなものが平気でありそうよね。


ドタドタドッターンッ!Σ「ぎゃぁぁーっ!?」Σ「!?」


ちょ、なんのハプニング?!た、助けに行ったほうがいいのこれ!?


スパァンッ「カラ松!一体どうし……」「…あ」


―目の前に広がるは、大量のエロ本(らしきもの)とAV(らしきもの)の下敷きになっているカラ松の、(いろんな意味で)見るも無惨な光景……


「失礼しました」ススス…Σ「ウェイト!待ってくれ!!ヘルプ!!」


いや何その小動物のようなつぶらな瞳は!うるうるさせながらこっち見るんじゃないわよっ!罪悪感に苛まれるでしょ!?


うぐぐ…っ!!


「もう、世話の焼ける!手伝うから動かないでよ!」「す、すまない…」


彼の¨助けてください¨オーラに耐えられなくなり、私はヤケクソになりながらもエロの産物に手を伸ばした。


っていうかこの量尋常じゃないんですけど!さすが成人男性6人分、掻き分けても掻き分けてもキリがない!


っこうなったら最終手段!


私はカバンの中からデカパン博士特製の手榴弾を取り出した。


「……え」


それを見たカラ松が固まる。


ピンッ「てぇーいッ!」ぽーいっ「ちょ!?待ッ


ボッカーーーーーンッ!!!「ぎゃぁぁーっ!?(2回目)」


「ふぅ…スッキリ爽快♪これでエロの産物はもれなく木っ端微塵ね♪」


「……お…俺が埋まってたの、忘れてないか……?」「あ!ごめんなさい、ナチュラルに忘れてたわ」「えぇ…ごほっ、げほっ」


ギリギリ爆発は免れたのか、彼は軽く咳き込みながらも無事生還。これぞ奇跡ね。さすが博士印の手榴弾、消したいブツだけを消してくれたわ。


「…ま、まずい…俺のはともかく、ブラザーたちのコレクションまで犠牲に…!!ホーリーシット!!」


「エロの産物と自分の命、どっちが大切なの?」


「…い、命…」「でしょうね。なら潔く諦めなさい」


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