第39章 6人の悪魔とハッピーエンド…?
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ふぅ…全速力で逃げてきたから疲れたわ。
きっぱりはっきりとフって…じゃなかった、自分の気持ちを伝えてきたし、いくら彼らがバカでクズでどうしようもないニートと言えど理解してくれたことでしょう。
さて、久々の我が家ね。1週間も空けてたからまずは掃除から…
ガチャ
「「「「「「おかえりなさーい☆」」」」」」
パタン。
あれ、おかしいな…今玄関に見覚えのある顔が6ついたような…気のせいか。
ガチャ
「「「「「「おかえりなさーい☆」」」」」」
気のせいじゃなかった!!
Σ「ぎゃあぁぁぁッ!!?なにっなにっなにっ!?」
「遅かったな〜♪晩飯どうするー?カップ麺?それとも冷凍チャーハン?」
「フッ…部屋はこの俺が†パーフェクト・クリーニング†しておいた。…惚れてもいいんだぜ?」
「洗濯物があったら僕に渡して。アイロンがけまでやっておくから。…あ、し、しし、下着までは要求しないよ?!」
「……猫、ここで飼っていい?ペット禁止でもバレなきゃいいだろ」
「やきうしよーっ!」
「お風呂湧いてるよ♪あ、どうせなら一緒に入っちゃう?」
ブチッ(((((ブチ?)))))
「貴様ら…言いたいことはそれだけか?」「…え、ちょ、この流れ激しくデジャヴるんですけど?」
私は、どこからともなくデカパン印の超巨大波動砲を取り出し、6つ子目掛けてトリガーを引いた。
「死に晒せ悪魔どもぉぉぉぉーーーーーッ!!!」ズドォォォォンッ!!!!!!「「「「「「ぎぃやぁぁぁぁーーーッ!!!」」」」」」
……こうして、
私の長かった復讐人生は、本当の意味での終わりを迎えた。
波動砲により、6人の悪魔は1人残らずジェノサイド。
しかし、
「…アパート…なくなっちゃったけど、弁償になるのかしら…」
失ったものも大きかった…!(チャンチャン♪)
《Happy End...?》
‐6人の悪魔と愛され幼なじみ‐《Fin.》