第13章 独占欲×独占欲

「最後にお前。１曲目『恋するシャム猫』のＣメロ直前の左手の動きが内側に入りすぎてたのと、３曲目『ロシアンブルーの憂鬱』のイントロでのジャンプの回数が一回多くて以降全ての動きがズレっぱなし、７曲目『ミケミケ』に至っては両手をクロスさせてからの腰の角度が＋５度大きかったしサイリウムの色も間違えてたな。よって完璧とは程遠い次に同じ過ちを犯したら破門だ、覚えておけ」「はッはいィッ！！！」


ダンッ「ファンクラブ会員ナンバー１〜１０を名乗る以上、それ相応の意識と覚悟を持ってライブに臨めと何度言ったら分かるんだお前ら。家に帰ったらにゃーちゃんの全曲振り付け各１００回練習しろ、あさっての限定ライブでも不甲斐ない姿を俺とにゃーちゃんの前で晒したら打ち首獄門じゃ済まないからな。以上、何か質問は？」「「「「「「な、ないです！！」」」」」」「あっそ。なら解散」「「「「「「本日もご指導ありがとうございましたぁぁぁ！！！！！」」」」」」








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な、ナニアレ……