第38章 トド松とハッピーエンド
…そう。目一杯楽しむ…
はずだった。
「…あん…っ///だめ、トド松…っ///」
「だめ、じゃないでしょ…?ほら、もっと足開いて…君の恥ずかしいトコ、もっと僕に見せて…?」
「あっ…ひぁんっ///トド松のエッチ…あぁん…っ///」
〜3時間後〜
「…トド松、1つ聞いてもいいかしら?」
「何なりとどうぞ♪」
「私の視力が劣っていなければ、ここは¨高級レストラン¨ではなく¨高級ラブホテル¨よね…?」
「そうだね☆」キャハッ「トド松〜…ッ!///」
どうやら私は見事に騙されたらしい。タクシーに乗って着いた先は、レストランではなくホテルだった。しかもラブの方。
内装があまりに豪華だったから途中まで気が付かなかったけど、個室まで来てようやく「コレチガウ、ヤバイ」と察した。まぁもう手遅れでしたけどね。部屋に入った瞬間服剥かれて丸裸にされてメインディッシュにされましたけどね。
そして今はいわゆるピロートークタイム。シャワーはさっき二人で浴びました。
ピロートークというか…尋問?
「私、お腹減ったんだけど…」「朝食付きだよ?」「いや夕飯…」
こいつ…反省してないな。いくら夫婦といえど、やっていいことと悪いことが…
「ねぇ、」
不敵な笑みを浮かべ、彼はまた私の体に跨がった。反射的に体がぴくりと震える。
「な、何よ」
「本当はね、僕、怒ってるんだ」
「…え?」
彼の手が、優しく私の頬を撫でる。…それが逆に怖かった。
「レストランも、ちゃんと予約してたんだよ?でも君が記念日を覚えてなかったからキャンセルしたんだ。…意味、分かるよね?」
…もしかして、私…
思ってたよりとんでもないこと、しちゃった…?
「だから、予定変更。君がこれから絶対忘れないように、結婚記念日をもっと特別な日にしようと思って。…ふふ、夜はまだこれからだよ?。君が壊れちゃうくらい…たーっぷり、愛でてあげる」
ぺろり、と舌舐めずりをして私を見下ろす彼は、
女子力なんて欠片もない…¨大人の男性¨。¨雄¨そのもの。
そして私も、彼の前では…
甘い行為に酔いしれる、一人の¨雌¨になってしまうの…―
《Happy End》