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【おそ松さん】6人の悪魔と愛され幼なじみ

第30章 君に捧ぐ誓い【カラ松】※





トド松が指定した警察署に赴き、中に入る。そこには、柔和そうなややお年を召した警官の男性がいた。


「あのー、すみません。ここに松野カラ松っていう人が連れ込まれたと聞いて迎えに来たんですけど」


「ああ、君妹さんか何か?それとも恋人かな?」


「いえ、赤の他人です」「え」「でも知り合いなんで回収させてもらいます」「え」


戸惑われたけど事情を説明してなんとか納得してもらい、奥の部屋に通される。扉を開けると、案の定そこに彼はいた。私を見て瞳を輝かせ、立ち上がる。


「マイハニー!まさか君が自ら俺の元へ飛び込んでくるとは…フッ、そんなに俺に会いたかったんだな子猫ちゃ「はいはい、ふざけたこと言ってないで帰るわよー」ガシッ「ぐぇッ!ちょ、く、首絞まってる!そこ掴まないでぇーっ!」ずるずるずる…


無性にイラッ☆ときたので、容赦なく彼の首根っこを掴んで引き摺るように回収しつつ、呆気に取られている警官さんに軽く会釈をして警察署を出た。






「…ふぅ。もういいかしら」パッ「ぅおっ!?」どてっ


ある程度交番から離れたところで彼を解放すると、後ろから鈍い音が響き渡った。


「い、痛いぞ、…せめて離す前に一言「何か問題が?」ありまっせん」


彼は腰を押さえながら立ち上がり、衣服を軽くはたく。そしてどこからともなくしゃもじ…じゃなかった、手鏡を取り出し、乱れた髪型を整え始めた。こんな時まで身なりを気にするのね…っぽいわー。


「カラ松、あなたなんで捕まってたの?疑いは晴れてたみたいだけど」


「…フッ、知りたいか?」「カッコつけはいらないから真実のみを20文字以内で話しなさい」「お、おぉ…って20文字?!」


両手を使って文字数を数え出す彼。真に受けてる、真に受けてるわよこの人。


「えー…すまない、。どう要約してもオーバーするんだが…」


そこで悲しそうな顔をされても困るんですけど!なんなのこのマジレス?冗談が通じない!


「オーバーしてもいいから!」


「そうか!ならまず今朝から今までの俺のライフワークについて「カラ松、要点だけ」ぐ…わ、分かった」


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