第2章 六つ子は朝が弱い。
大体の番組の流れを確認し終わると、早速本番が始まった。
山「それでは本日のゲストの、F6の皆さんです。」
「「「「キャーーー」」」」
観覧席から上がる黄色い歓声に会釈をしたり手を振ったり各々の反応を見せながら席に着く6人。
番組撮影は主におそ松とチョロ松が質問をさばいて行きカラ松で落とす形で順調に進み、終盤には山内さんのアドリブでドラマのお知らせも入れさせてもらえると言う、まさに完璧な番組になった。
「っハイカット。終了でーす。」
六つ子「お疲れ様でしたー。」
山「やー、よかったよ!!またゲスト来てね!!」
お「はい、喜んで!!」
よかった、山内さんに気に入ってもらえたってことはほかの番組も呼んでもらえるかも!!
?「今日の子たち良かったよ辻本ちゃーん。」
「プロデューサー!!ありがとうございます!!」
プ「うんうん、あの子達いいねぇ花があるって言うか…特におそ松くん、あの子話転がすの上手いね。まだ番組の司会とかした事無いなら、深夜だけど今度の特番の司会させてみる?」
と、特番の司会だと!?それに深夜ってことは多少のあっちの話も許されるはず!!
「せ、是非お願いします!!」
プ「本当?ちょっとエッチな感じもあるけど…」
「大丈夫です!そっちが本体って言ってもいいんで!!」
プ「なんだそりゃ、面白いねぇ。」
「はい!おそ松は長男なんでみんなの話を聞きだすのが上手くて…」
プ「や、そうじゃなくて君がだよ。」
「は、はい?」
ん?なんだか話がやばい方向に…
プ「今夜とかどう?僕ねそこのホテルのスイートに泊まってるんだけどね…」
「あ、あの…どう?とは。」
プ「初なフリもいいねぇ」
そう言うとプロデューサーの手が私の太ももを撫でた。
「あ、あの…」
ど、どうしようここで『キモイです』とも言えないし…。
「きょ、今日は夜中まで仕事があるんで…」
プ「今夜はってことは…」
と「マネージャー、次の撮影ってどこで?」
いいタイミングで入ってきたぞトド松!
「あ、次は赤塚スタジオだよ。みんな挨拶終わったの?」
と「とっくに終わってみんな待ってるよー。ほら早く〜。」
トド松は私の腕を引く
「プロデューサー、今日はありがとうございました♡
けど…マネージャーは'僕ら'の世話で多忙だから難しいですよ?」