• テキストサイズ

【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第9章 8 Melody.〜天side〜




この部屋には自分達以外誰もいないからと、ボクは2人を目の前に跪かせ……腕組みをして言葉を待った。


すると楽と龍がチラホラと話し始める。

こちらからの無言の圧力に負けて白旗をあげたようだ。



「昨日お前が帰った後、龍と2人で小鳥遊事務所の寮まで行った。と話がしたくてな」

「IDLiSH7のみんなに囲まれて、かなり守られてたよね」

「ああ。和泉弟なんか最初〝はいない。今は事務所だ〟とか嘘ついてたしな」

「……」



そんな事どうでもいい。

ボクが1番知りたいのは……楽と龍がに会ったかどうかだ。


……聞いたら心に新たな傷を負うってわかってる。
けど何故だかどうしても知りたかった。

聞きたくもない言葉を、自ら進んで聞こうとしているボクは相当なバカだ……。



「ああ言ってたね。でもあれはちゃんを守る為に、」

「もういい。付き合いきれない」

「んだよ。お前が言えって言ったんだろ」

「誰も話を終わりにするなんて言ってないでしょう。次にボクが言う事……どうなのか正直に答えて」

「な、なんだ……?」

(本当は聞きたくない……なのにどうして……)
「……」

「早く言えよ」

「天……」

(どうして……ボクはこんなに聞きたがるんだ……っ)
「……さんと……」



〝会ったの?〟


/ 395ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp