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【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第40章 39 Melody.




「オレ達、ちゃんが怪我したって聞いて心配してたんだ」

「壮五くんがやたら青い顔をしていたから余計にね」



お二人は今日、IDOLiSH7のみんなとお仕事をした時に話を聞いたらしい。

彼女は元気?という千さんの問いに対して––––


元気とは言えませんね。
だよなー。見てる方も引きずって歩きそうになる。
でもアレで歩くの少し慣れたんじゃねぇか?
アレ、俺……使ってみたい。
僕にはまだ大変そうに見えてしょうがないよ……。
OH!!ワタシと、チェンジしてあげたいでーす!
オレも……出来ることなら姉と代わってあげたい。


……と、口々に喋りだしたそうだ。



「でも超大怪我!ってわけじゃなくて良かったよ!」

「そうだな」

「は、はい。ありがとうございます」

「よし!今日はじゃんじゃん食べよう!」

(じゃんじゃんって……お好み焼きといえど高そうだけど……)

「大丈夫!ユキが奢ってくれるから!」

「僕かい!」



あははは!と、楽しそうに笑う百さん。
その勢いで彼は「はい!モモちゃんからの大サービス!」なんて言いながら、一口分のお好み焼きを私に食べさせようとする。


怪我したのは足だって……つい千さんと一緒にツッコミを入れてしまった。



「でも大変なら僕が食べさせてあげるよ?」

(え?!)
「い、いえ!大丈夫ですので……!」

「あー!ユキずるい!そうやって良いとこ持っていくとかずるい!」

「ずるくないずるくない。はいちゃん、口開けて」

(つまり……あーんってやつ……!)

「オレがやる!ちゃん!あーん!」

(いやいや無理!!)


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