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【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第8章 7 Melody.




小鳥遊事務所が所有する寮の前にTRIGGER。
天はいないけど……立っているだけでなんというオーラだろうか。

背景はただの壁とドアなのに2人ともキマって見える。


イケメンは何をしてもイケメンなんだ。



「って奴いるか?」

「?!」
(やっ、八乙女さんが私を探してる……?!)

「いません。彼女は今事務所に……って、ちょっと!人を押し退けないでください……!」

「いんじゃねぇか。あんたがだろ?」

「はっ、はいっ……!」

「お前に話があって待ってた。いいか?」

「っ……」
(近いよぉ……っ)



目の前に超絶イケメン。
ここまでのイケメンだと、恐怖よりドキドキの方が勝手に上回ってしまう。


あんまり顔を近づけないでほしいのに、恥ずかしくて目をそらすことしか出来ない。



「あ、あのっ!姉にあんまり近寄らないで下さい!」

「……姉?おい七瀬、お前今姉って言ったか?」

「えっ!あっ……ええっと……」

「どういう事だ。お前ら双子には姉貴がいたのかよ」

「でも楽、2人の名字は七瀬とで違うじゃないか」

「天みたいに養子になったかもしんねぇだろ」

(なんかちょっとマズい……!)
「あのっ!と、とりあえず中に入りましょう?!」

「中に入れるの?!姉!!」

「また言ったな、お前」

「あっ!」

(陸ってば……っ)
「さ、さあ八乙女さんも十さんも……!どうぞ!」

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