• テキストサイズ

【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第6章 5 Melody.




「本当ですか!社長さん!」

「うん。早くデビューさせてあげたくってさー丁度良かったよ」

「ははっ!やったー!!やったよユキ!!」

「う、上手くいったのか」

「うん!!これでちゃんと一緒に仕事ー……あ!社長さん!もう一ついいですか?!」

「なんだい?」

「ちゃんのデビュー曲!オレ達の番組で初披露させちゃうなんてどうですか?!」

「おいモモ……!そこまでは流石に……」

「うん、オッケー!」

「やったー!!」

「え、大丈夫なのか?」

「もうバッチリ!!モモちゃん感激!!」



と、デビュー曲披露までサクサクと話が進み……決定したのである。


全て上手くいった事に百はテンション高くガッツポーズ。

電話を切ってもそれはおさまる事なく続き……「ねえユキ!どんな衣装にしようか!オレ達もオシャレしなきゃだよ!」とか「ユキ!写メ撮って!ちゃんとのツーショット!!」とか言ってうるさい。



「落ち着いて。先ず衣装はいつもと同じだ」

「えー!!」

「写メは彼女が許可したらな」

「するする!絶対するって!」

「全く……気が早すぎだ」



まるで興奮した子供をあやす父親みたいな絵だ。
少し呆れながらも温かい目で見守る千が当然父親役で。


彼もに興味はあるけど、百みたいにはしゃいでまでは喜ばない。
落ち着いた大人だ。



「もう楽しみ!ワクワクしちゃう!」

「そうだな」

「全然そうは見えない!!ユキも笑って!!」

「笑ってるよ。心で」

「ダメダメ!ちゃんとこんな風に……!」

「ちょっ!やめひょ……!」

「ははは!!」

/ 395ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp