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【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第6章 5 Melody.




「ねぇユキ!オレ待ちきれない!!」

「何を待ちきれないんだ?」

「ちゃんだよ!!早く会いたくてたまんない!!」

「ああ、あの時名前を出した子か」

「そうそう!!もうオレ達がちゃんをデビューさせちゃおう!!」

「それは事務所次第」



共演の話がに伝えられる何時間も前の事。
Re:valeの百と千は、自身の事務所でこんな会話を繰り広げていた。


陸に話を聞いてからずっと興味を持っていた百。
時期が来るまで待ってようとしたらしいが……どうやら限界になってしまったようだ。



「オレが小鳥遊事務所に電話してみる!!」

「でも今はまだデビュー曲を仕込んでるんじゃないか?」

「それならそれでいいよ!今からちゃんのスケジュールを押さえるだけ!!」

「そう上手くいくかな」

「大丈夫だよ!!じゃあかけるね!!」

「はいはい」



百のスマホが呼び出し音を発し始める。
勝手に興奮していた百の心臓は既にバクバク状態だ。


そんな姿を冷静に見つめる千は、きっと断られるだろうと予想。
まだ早すぎると。



「はい、小鳥遊事務所の大神です」

「あっ、バンさん!オレです!モモです!」

「百くん……?どうしたの?」

「今社長さんいますか?!ちょっと話があって!」

「社長?うん、いるよ。直ぐ繋ぐから待ってて」

「はい!……うわー緊張してきた!!」

「モモ、深呼吸」

「ああそうだね!!スー……ハー……よし!!あー緊張する!!」

「全然意味ないな……」

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